第17章 ー"Infini(アンフィニ)"ー
『私は…"Infini(アンフィニ)"です』
「"無限大"…フランス語ね!イイ!」
「フランス語とかかっけぇ!」
「お洒落だわ」
意外と皆の反応も良くて
私のヒーロー名は"アンフィニ"で決まり
そして様々なヒーロー名が決まる中ーー
天哉君・轟君は自分の名前のままだった
ーーーーーーーーー……
「なぁなぁ神無月は何処に行く予定なんだ?」
お昼休み、食堂で切島君達と食べながら
数日後に始まる職場体験先の話になる
『…ホークスの所』
「ってあのNO.3の?!マヂで?!」
「爆豪はNO.4のベストジーニスト
…2人ともすげぇとこに行くんだな」
勝己の体験先がベストジーニスト
正直彼がそこに行くのは違和感しかない
『勝己…体験先変えた方が絶対良い』
「あぁ?!なんでだよ!
クソチビに言われる筋合いねぇんだよ!!」
折角人が忠告してるのに酷い言い草
『そーですか!もう何も言いません!
揉まれまくってくればいいんだ!バカツキ!』
「てんめぇ!誰が馬鹿だ、コラァ!」
勝己に頭をガシッとつよく捕まれ
仕返しに私は彼の両頬を摘み引っ張る
「お、おい!落ち着けってお前ら!
せ、瀬呂!こいつら縛れ縛れ!」
「任せろ!」
結局ヒートアップする私達の言い争いは
瀬呂君のテープに雁字搦めにされ強制終了