第17章 ー"Infini(アンフィニ)"ー
連休明けの最初の学校
体育祭の影響かーー
通学途中幾人もの人に話し掛けられた
そして教室に入ってもその話題で
皆に楽しそうに盛りあがっている
「おはよう」
そんな中いつものように
気だるそうな相澤先生が現れる
その際に目が合ったはずだが
何故かスっと冷たく逸らされた
(……?先生…?)
その態度が気になったが
彼から"ヒーロー名考案"の話を聞き
それ以上気にすることをやめた
「今回の指名の集計結果がこれだ
例年はもっとバラけるんだが
……3人に注目が集まった」
神無月 4,213票
轟 4,123票
爆豪 3,556票
……
(……わーお……びっくり)
黒板に書かれたその数字に
開いた口が塞がらない
「これを踏まえ指名の有無関係なく
いわゆる職場体験ってのに行ってもらう」
その言葉の後ミッドナイトも現れ
クラスの皆のヒーロー名決めが始まった
(将来自分がどうなりたいか……
"名は体を表す"…か)
皆の様々なヒーロー名を聞きながら
私は目の前の用紙に決めていた名を書き出す
「じゃあ次は神無月さんいってみよーか!」
そして私の番になり教壇に上がった