第15章 ー雄英体育祭・ガチンコバトルー
ーーーバンッ!!
「!?…こら、あんた!!
扉は静かに開けないか!」
「クソチ…神無月は!?」
医務室の扉を勢いよく開けたせいで
リカバリーガールのババアに怒られたが
そんなの今は知ったことじゃねぇー…
ベッドに静かに眠るクソチビは毛布に包まれ
いくつかの暖房器具に囲まれていた
「安心しな…暫くしたら目を覚ますよ」
「…そうか…」
その言葉に安心した俺は
眠る奴の髪をそっと撫で部屋を出る
準決の常闇を倒して、半分野郎に勝つ
(お前が目を覚ます頃には俺が…1位だ)
そして準決の会場へと向かった
ーーーーーーーーーーー…………
「まぁ相性が悪かったな
同情するぜ…詰みだ」
そう言いながら対戦相手である
黒影(ダークシャドウ)を操る常闇の顔を掴む
俺の個性と相性の悪い常闇は
静かに負けを認め…俺の決勝進出が決まった
「常闇君降参!爆豪君の勝利!!
よって決勝は轟対爆豪に決定だぁ!」
(…次はてめぇだ、半分野郎)
ステージから見えた奴を睨み
俺は一旦控え室へと戻った
あと1つだー……