第2章 ー雄英高校ー
**椿紗side**
ー次は雄英高校前ー
耳にかすかに聞こえたアナウンス
(…寝ちゃってた…)
目を擦りながら窓の外を見る
「…起きたか」
ふと隣から聞こえる落ち着いた声
まだボーっとした頭でその声の主を見ると
赤と白の髪にオッドアイの綺麗な顔ー
今まで見た事ない程整った顔の男の子がいた
『…あ…もしかして肩…
「あぁ、気にしないでいい」
そう言った彼は無表情でー
バスが着くと同時に降りていく
「お降りの方はいらっしゃいませんかー?」
彼を見つめ固まっていた時に
聞こえたアナウンスに慌てて降りる
バスをおりると目の前には
立派な建物に沢山の制服を着た人達
私はその人達の流れに乗り、
自分のクラス1-Aへと向かった