第2章 ー雄英高校ー
**??side**
今日から雄英に通うためバスを待つ
予定より少し早めの時間だったが
着いたバスに乗り込むと結構人がいた
その中で丁度同じ制服を着た
女子の隣が空いている
(…寝てる…まぁ、いいか)
とりあえず隣に座らせてもらうと
バスの発車と同時に肩に感じる重み
(マジか……動けねぇ…
にしても銀髪に整った顔だな…)
相も変わらずスースーと寝ている彼女
誰が見ても振り返るような容姿をしている
ー次は雄英高校前ー
そして暫くしてアナウンスが流れる
『…ん……』
「……起きたか」
声を掛けるとのそっと起き上がり
ぼーっとした目でこちらを見つめる
その蒼い瞳があまりに綺麗で
顔が熱くなるような気がした