第15章 ー雄英体育祭・ガチンコバトルー
爆風も止み恐る恐る目を開ける
「大丈夫か?」
心配そうに私の顔を覗き込む勝己と切島君
庇うように抱き締めている腕と
瓦礫が当たって血が出てる姿を見れば
2人が盾になってくれたのは一目瞭然だ
『私のせいで怪我…
「いや俺頑丈だし!!神無月が無事で良かったわ」
そう言って笑ってくれる切島君の腕に
手を翳しながら個性で傷を癒していく
「お!サンキュ、神無月」
「ったく…どんくせぇやつ」
「爆豪!お前なぁ…」
『…ごめん』
そう言われ申し訳なくて俯いて謝ると
頭にポンと手を置かれ優しく撫でられる
(口は悪いのに…本当行動は優しいんだから)
そして彼らの試合はデク君の場外により
轟君の3回戦進出が決まり幕を閉じた