• テキストサイズ

仮面ライダーウィザード 

第13章 「希望の和菓子」




―――松木庵―――


瞬平「というわけで、ゲートである先輩を、ファントムが狙ったんだと思います!先輩は悪くないんですよ!ね!晴人さん、ちゃん!」

晴人「……………」

『(さっきのファントム…何か怪しい…)』

瞬平「もう!黙ってないで何とか言ってくださいよ!」

晴人「あ?何?」

『どうしたの?』

瞬平「だーかーらー、先輩の言ってることが嘘じゃないって…!」

親方「嘘かどうかは問題じゃねぇ。受けた仕事は死んでもこなす。それが職人の信用だ。うちは信用を失った。それだけだ」

徹也「いや、でも…!今あの料亭に切られたら売り上げは半分以下っすよ!?そしたらこの店は…」

瞬平「先輩、絶望しちゃダメです。希望を持ちましょう!」

徹也「希望ってお前…どうやって…」

瞬平「それは…その…そうだ、売ればいいんですよ。今までよりたくさん!」

徹也「…?」

瞬平「晴人さん、ちゃん、先輩のことお願いします」

晴人「あぁ…」

『わかった…』

瞬平はすごい勢いで店を出て行った



プルルルルルル


ガチャ


親方「はい松木庵。あぁ…山さん…悪ぃな…あぁ…何とか来月には…」

『…?』

徹也「小豆の仕入先だよ。ここんとこ支払いツケにしてもらってるから…」

晴人「この店…そんなにヤバイのか?」

徹也「これ以上赤字が続いたら…この店売らなきゃならないって…。親方…」


/ 343ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp