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仮面ライダーウィザード 

第11章 「国家安全局0課」




矢は見事ファントムに当たった

しかも鋼鉄の鎧が崩れた

《俺様の鎧が~!!》

晴人《すげ~》

『(私の矢は効くんだ…)』

しかしその当たった一箇所の他にはダメージがなく、鋼鉄の体でウィザードを押しつぶす

『1本じゃダメか…!!』

はもう一度構える

そして狙いを定め、放った

《いてぇぇぇぇぇ!!!》

ファントムは逃げて行った

晴人「サンキュ、」

『うん』

少年を立たせ、いつものドーナツ屋に向かった


店長「見て見て~!また新作、作ったの!今日のは、フェアリーパープルよ♪」

晴人「ん~…。じゃあそれも」

店長「えぇ!?食べてくれるの!?」

晴人「うん」

「「いぇーい!!」」

店長と店員はハイタッチ

晴人「まぁ食べんのはこいつらだけどね」

店長と店員は一気に崩れ落ちた

店長「そうね…そうよね…プレーンシュガーよね…。何だと食べてくれるのかしら…」

晴人はテーブルにドーナツを持ってきた

晴人「えーっと…直己だっけ」

直己「…はい…」

晴人「落ち着いたか?」

直己「…まだ…ちょっと混乱してますけど…」

直己はジュースを飲んだ

直己「つまり、俺はゲートってやつで、さっきのやつに狙われてるっていう…?」

晴人「あぁ。だからしばらくは出歩かない方がいい」

『家まで送るよ?』

直己「…俺の家…秋田ですけど…」

晴人「『秋田!!?』」

直己「はい…。今日は久しぶりに東京に来たんです。半年前まで東京に住んでたんですけど…」

晴人「ならすぐ帰った方がいい。ここより安全だ」

直己「……嫌です」

晴人「え?」

直己「すいません…。東京で…どうしても会いたい人がいて…」

『会いたい人…?』


―――――


3人は国家安全局へ来た

『(こんなところに会いたい人が…?)』

直己は躊躇うことなく入っていった

すると声が

「非難されるなら…君の方だと思うが」

直己「いえ。それはあなたの方です!」

「!!…直己くん…」

そして直己の後ろから晴人少し怯えたが顔を出した

晴人「あれ?」

凛子「晴人くん!ちゃん!」

「操真晴人と…巫女…?」

凛子と男性の声がかぶる

そして顔を見合わせた


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