第11章 「国家安全局0課」
―――面影堂―――
晴人「この指輪の力、半端ないわ」
輪島「そうか、それはよかった」
晴人は「フレイムドラゴン」の指輪のパワーを語っていた
輪島「よーし、創作意欲がわいてきたぞ」
輪島は工房に向かった
コヨミ「気をつけてね晴人。その指輪は…」
晴人「大丈夫。ドラゴンだって俺の中にあるからには俺自信なんだ。俺さえしっかりしてれば使いこなせるさ」
『私もいるし。何かあったら私が止める』
コヨミはしょうがなさそうに頷いた
晴人「じゃあ俺もちょっくらファントム探しに行ってくるかな」
『私も行く』
コヨミ「行ってらっしゃい」
晴人とはバイクに乗り、出かけていった
しばらく走っていると
『晴人。ガルちゃん』
空からガルーダが飛んできた
晴人「お、ファントムを見つけたな」
晴人はバイクに乗ったまま変身した
『ちょっ…。このまま変身とか…!』
晴人「大丈夫大丈夫!」
晴人は構わず変身した
『変身すると晴人の背中痛いんだよ~…』
晴人《我慢しろよ~》
―――――
ファントムは少年を今にも殺そうとしていた
そこにかけつけた晴人が飛び蹴りをお見舞い
《うわっ!!》
晴人《、ゲート頼むな》
『わかった』
《お前がウィザードとか言う指輪の魔法使いッスか!!》
『変な話し方』
晴人《ほほう…。俺も有名になってきたな》
『別の意味でね』
晴人《あれ?今日は一段と厳しいこと言うね》
『そう?いいから早く倒しちゃってよ』
晴人《はいはい》
晴人はファントムと戦い始めた
『大丈夫だった?ケガは?』
「だ…大丈夫…」
は少年の座っている場所に魔方陣をはった
『ここから出ないでね。出たら死ぬ』
「え!?」
『この中にいれば安全だから』
「は…はい…」
ここまで言わないとみんな勝手に出るからね
しかしウィザードの方は何だか苦戦しているみたいだ
鋼鉄の体が一番面倒なようだ
《この程度の攻撃じゃ、俺様はびくともしないッス!!》
『じゃあ…私の矢ならどうかしら…?』
は弓を構えた
一度深呼吸をし、矢に力を込める
『あの鋼鉄の鎧を破壊して…』
は呟き、矢を放った