第10章 「ドラゴンの叫び」
外へ出た
晴人は新たな指輪をバックルにかざすが
《エラー》
晴人《!!》
『新しい指輪が反応しない…!どうして…!』
このままじゃ晴人の魔力がなくなってしまう…!
愕然とする晴人は隙を突かれ、一方的にファントムの攻撃を受けてしまっている
『晴人…!!』
何度も指輪をかざすが変化がない
晴人《感じてんだろ…ドラゴン…!俺に…!》
『晴人!!!』
晴人の目の前にはファントムが
晴人《俺に力をかせー!!!》
は晴人のいる場所に魔方陣をはった
しかし一瞬ウィザードが光りだす
『晴人…!』
《ドラゴン!ボウ、ボウ、ボウボウボウ!》
晴人はフレイムドラゴンにパワーアップしたのだ
晴人《、魔方陣サンキュ。もう大丈夫》
『晴人…』
晴人《すぐ終わらせる》
『(魔力もパワーも今までとは桁外れ…。やっぱり…あの指輪…すごい…)』
晴人《さぁ、ショータイムだ》
晴人は状況を一瞬で逆転し、ファントムを追い詰めた
《嘘だ…!!この俺が…魔法使いごときにー!!》
晴人《言っただろ。ここでお前を倒すって》
晴人は「スペシャル」の指輪でファントムにとどめを刺した
晴人《ふぃ~…》
―――夜―――
コンコンッ
『はい…』
晴人「俺」
『どうしたの…?』
晴人「入っていい?」
『うん』
晴人「傷…大丈夫か?」
『うん…大丈夫だよ』
晴人「ごめんな…。守れなくて…」
『そんな…!何で晴人が謝るの??大丈夫だって』
晴人「………………」
『晴人が無事でよかった…』
晴人「え…?」
の目から涙が零れた
『もし…もし晴人がいなくなったら…私…!』
ギュッ…
『晴人…』
晴人「俺はいなくならないよ。の側にいる」
『晴人…っ…晴人ぉ…っ!!』
晴人「泣き虫」
『うるさい…っ』
晴人「が俺に魔力をくれたから助かったんだ。ありがと」
『うん…っ』
は晴人に抱かれながら、泣き疲れて眠ってしまった
晴人「寝ちゃったか…」
晴人はをベッドに寝かせ、頭を撫でた
晴人「傷が残ったら…俺が責任とるから…」
そう言っての部屋を出た