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仮面ライダーウィザード 

第7章 「キレイな花には」




『はぁ…あの詐欺師のこと…好きにならないでよ晴人…』

愛実は自分の腕を晴人の腕に組ませた

晴人「…!」

愛実「……」

晴人「あはははは…大丈夫ですよ。僕がついてますから」

愛実「ありがとうございます…」

『(何あれ…何か…胸が痛い…)』

愛実「晴人さんって、魔法使いなんですよね?どんな魔法ができるんですか??」

晴人「え??あはは!いやー、まぁ…いろいろ??」

愛実「えー!!すごーい!!じゃあ…お金とか宝石とか出せちゃったりできるんですか~??」

晴人「あー、んー、それはどうかなぁ。ムリかな」

愛実「…………」

晴人「あ、でも、俺の魔法はファントムと戦うためにあるから」

『(やっぱりそれが目的なんだ…)』

晴人「宝石とかお金が出せてもあんまり意味ないし」

愛実「ふ~ん…そうなんだぁ…」

愛実はカバンにあったスカーフをワザと飛ばした

愛実「きゃっ!スカーフがぁ…」

晴人「あぁ!俺、取ってくる」

晴人がスカーフを取り、振り返ったが

『いるわけないでしょ』

晴人「…」

『はぁ…。ホント男って単純。晴人のバカ!もう知らない!』

晴人「え!?」

は愛実の後を追った


愛実は広場のベンチに座った

愛実「お金にならないうえに警察と知り合いだなんて冗談じゃない…。一緒にいるだけ時間の無駄だわ…」

『(これが素か…)』


「おー!上手上手!」

「もう一回やろ?」


目の前にはシャボン玉をする親子が

愛実はその光景を見て少し悲しそうな顔をした

『(この人のやってることは犯罪だけど…この寂しそうな顔…)』

にある映像が流れ込んできた

『!!』

明るく笑顔の絶えない家族
大きな家の前でシャボン玉を飛ばす

『(これは…)』

しかしすぐに現実に戻された

愛実「ため息ついてるヒマなんてない…」

愛実の顔は決意の顔に変わっていた

そのままは尾行を続けた

愛実は一回自宅に戻り、着替え、公園にやってきた

そしてどこからか瞬平がやってきた

『は…?』

瞬平「愛実さーん!!」

『(知り合い!?)』

愛実「瞬平くん…!!君との約束は6時からだったはずじゃ…」

瞬平「はい!でも僕テンション上がっちゃって早く来ちゃって!はっ!!もしかして…愛実さんも!?」

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