第52章 「最後の希望」
街ではグールが暴れ、無差別に人を襲っていた
警官のピストルもグールには効かない
まるで世界の終わりのような光景だ
仁藤は1人、グールと戦っていた
瞬平と凛子は時に戦いながら街の人々の誘導をしていた
しかし生身の人間3人ではグールを倒せるはずもなく、大勢のグールに囲まれて逃げ場を失っていた
《チェイン ナウ!》
一箇所からグールから消える
そこには真由の姿が
凛子「真由ちゃん…!」
真由「私に力をくれたのが誰であっても…私がその力をどう使うかは私が決めること…!この指輪が…誰かを救うことができるなら…私はやっぱり戦います!」
《ジャイアント ナウ!》
反対方向からもグールが消える
譲「攻介兄ちゃん!」
そこには譲の姿
仁藤「お前何で…」
譲「攻介兄ちゃんだけに無理はさせない…。今度は…僕が勝手にみんなを守る番だ!」
仁藤たちに襲い掛かかってくるグール
「「「!!」」」
《バリア ナウ!》
前に飛び出てバリアでみんなを守ったのは山本さん
瞬平「山本さん…!?」
山本「……まだわからない…。足が震えて本当は逃げ出したい…!!でも…俺の後ろにいる家族のために…俺ができることはもしかして…」
凛子「ありがとう…みんな…」
真由「行きましょう」
《ドライバーオン! ナウ》
《シャバドゥビタッチヘンシーン!》
真由「変身」
山本「変身」
譲「変身」
《チェンジ ナウ》
真由《さぁ…終わりの時よ》
3人は同時に走り出し、次々にグールを倒していく
そしてグールを一掃した
そこに歩み寄る1人の怪物
ソラ《邪魔しないでって言わなかったっけ!?》
仁藤「グレムリン!!」
グレムリンは走り出し、3人を攻撃
ドォン!!
3人は弾き飛ばされ、変身も解けてしまった
ソラ《はははっ…いいこと思いついた、キミたちから魔力をもらうことにするよ!》
仁藤「やめろ!!」
仁藤はグレムリンに向かって行くが弾き飛ばされてしまった
瞬平「仁藤さん!!」
ソラ《さぁ…ボクに魔力を…!》
グレムリンはハーメルケインを振り上げる
真由に突き刺そうとした瞬間
ドォンドォンドォン!!!
グレムリンの背中に銃弾が当たる
ソラ《あ…?》
振り返るとそこには晴人の姿が