第52章 「最後の希望」

凛子「晴人くん…!」

ソラ《今さら何しに来たの?》

ソラはグレムリンの姿から人間の姿になった

ソラ「あのお人形さんはもういないよ?」

晴人「お前こそ…賢者の石で何するつもりだ…グレムリン」

ソラ「ボクをその名前で呼ぶな!!ボクは…人間に戻るんだ。「滝川空」という…人間に」

晴人「そのために他の人たちを犠牲にしてもか」

ソラ「犠牲になったのはボクの方だ!あんなお人形さんのためにボクは…バケモノにされてしまった!!」

晴人「………」

ソラ「キミだって、無理やり魔法使いにされた。言わば同類だ。ボクの希望…わかってくれると思うんだけど」

晴人「あぁ…よくわかるさ…。だから俺は…俺の希望を叶える!!お前から賢者の石とを取り返し…コヨミを救う」

仁藤「え…?」

瞬平「晴人さんの希望って…」

凛子「まさか…晴人くん…」


《ｼｬﾊﾞﾄﾞｩﾋﾞﾀｯﾁﾍﾝｼｰﾝ!》


凛子「サバトを…?」

晴人「変身!!」


《ｲﾝﾌｨﾆﾃｨｰ! ﾌﾟﾘｰｽﾞ》


晴人はインフィティーに変身

ソラ「ボクが賢者の石を手に入れたら…決着つけるって約束だったね…」

ソラはグレムリンの姿へ

ソラ《でもまず…この子と戦ってもらおうかな》

晴人《何…?》

ソラ《ボクの可愛いお姫様…。ボクに刀を向けると、ボクを守るために攻撃してくるから…気をつけてね…?》

晴人《何言って…》

背中にピタリと何かが当たる

凛子「嘘…何で…」

瞬平「どうなって…」

仁藤「何で…何で晴人に向けて攻撃しようとしてるんだよ…」

晴人《…》

『…………』

後ろにいたのは矢を構える

背中に当たっていたのは矢の先

ソラ《ボクと戦う前にその子を倒さなきゃ、ボクと戦えないよ??》

晴人《グレムリン…!》

晴人はの頬へと手を伸ばす

『…!』

は晴人の手を振り払い、距離をとって矢を構える

瞬平「ちゃん!!目を覚ましてくださいよ!!」

凛子「ちゃん!!」

仁藤「ちゃん…!!」

ソラ《無駄無駄。忘れたの?ちゃんは賢者の石を守る守護神…賢者の石を今持ってるのはボクだ。ボクを守るのは当たり前なんだよ?》

晴人《…!》