第49章 「賢者の石」
笛木《魔法使いになるには…体にファントムを宿す必要がある。私は科学の力で生み出したこいつを…自分の体に埋め込んだんだよ》
晴人「そんなことが…」
笛木《私は科学と魔法の融合に成功し…》
笛木は白い魔法使いの姿へと変わった
笛木《そして手に入れたのだ…》
笛木は元の人間の姿に戻った
笛木「人でありながら、魔法を意のままに操る術を…」
晴人「それがコヨミやとどう関係あるんだ…!コヨミは一体何者なんだ!なぜ魔力で動いてる!!」
笛木「コヨミだけではない…。も…魔力がなければいずれ死ぬ…」
晴人「!?」
笛木「…コヨミは…「賢者の石」を宿した人形…。そしては…その石を守る守護神だ」
晴人「何だって…!?」
笛木「滅んだ体を…魔力で意維持しているんだ。そして賢者の石は…生と死を裏返す究極の魔法石」
晴人「究極の魔法石…?」
笛木「だが賢者の石を維持するためには魔力が入る。そのための供給源が必要だった」
晴人「それで…俺とを…。待て、も魔力がないと生きられないなら供給源にしたらどうなるか…!あいつはファントムから呪いを…!」
笛木「あれは呪いではない」
晴人「は…?」
笛木「あれは…覚醒の時を示している」
晴人「覚醒…?」
笛木「あの子はコヨミの中にある賢者の石を守るために生まれてきた子だ。無限の魔力を作れ、その魔力を大量に放出できる…。あんな魔力を持った子はそういない…」
晴人「は…魔力を使えばあの傷が…!」
笛木「あの傷はもう広がらない。彼女の中のファントムが1体になったからな」
晴人「セイレーン…」
笛木「彼女はファントムを2体宿していた。しかし…私が彼女のファントムを外へ無理やり出した」
晴人「!!」