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仮面ライダーウィザード 

第49章 「賢者の石」




木崎「奴の名は…笛木奏。物理学者だ」

凛子「物理学者…?」

木崎「あぁ。その道でも有名な男だ。医学や科学にも精通し、多方面で才能を発揮していたらしい…」

晴人「…家族は…?」

木崎「妻がいたが…早くに亡くしている…。そして…娘が1人…」

晴人「…………」


笛木の娘はコヨミ

そのコヨミは不治の病にかかった

笛木がありとあらゆる治療を試したにも関わらずコヨミは息を引き取った

そしてその数日後に捨て子だったを家に迎え入れたのだった

晴人「そんな…バカな…」

凛子「じゃあ…私たちと一緒にいるコヨミちゃんは…一体…」

木崎「彼女たちが全ての謎を解く鍵だ…。それから…これを」

木崎は手帳と取り、紙を破いて凛子に渡した

木崎「笛木の家だ」

晴人「!!」

凛子「え…!?」

木崎「認めたくはないが…魔法使いに太刀打ちできるのは…魔法使いだけだ…。託せるのはお前しかいない…」

晴人「…………」

木崎「…話過ぎて疲れた…。少し休ませてもらうぞ」

凛子「戻しますね」

凛子は木崎のベッドを元に戻した

晴人「ありがとう…木崎…」

晴人は病室を出て行こうとした

凛子「待って…!私も行く…」

晴人「いや、俺1人で行く。…あいつとはサシで話がしたいんだ…」

晴人は病室を出て行った

そしてその頃、突然現れた譲に戦闘も虚しく真由が連れ去られていたのであった


―――笛木宅―――


晴人「ここか…」

晴人はバイクから降り、玄関に向かった

すると庭から笛木が現れた

そして少し口角を上げて庭へ入っていった

晴人「笛木…」

晴人は笛木を追いかけて家の裏の庭へ

笛木「調度いい…。これからお前を迎え行くところだった」

晴人「俺を…?」

笛木「そうだ」

晴人「………お前は…コヨミの父親が生み出したファントムなのか…?」

笛木「はっはっはっはっ…。私は人間だ」

笛木はワイズマン姿へと変わった

笛木《このカーバンクルは…私が作った人造ファントム》

晴人「人造ファントム…!?」


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