第46章 「笑顔は胸に」
晴人とは急いで面影堂に向かった
バタンッ!!
晴人「おっちゃん…!!」
『一体何が…!!』
輪島「大変だ…!!あの…手が…!!」
コヨミの手を見るとひび割れていた
『何…これ…っ』
晴人「魔力が足りないのかもしれない…!!」
《プリーズ プリーズ!》
晴人とはコヨミに魔力を送る
しかしコヨミはまだ苦しんでいる
晴人「ダメだ…。治らない…」
コヨミ「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
晴人「いや…もっと魔力が入るんだ…!」
2人は魔力を送る
晴人「もっと…もっとだ!!」
コヨミ「もういいよ2人とも…!」
『でも…!!』
コヨミ「あたしに全部使っちゃったら…っ…ゲートを守れなくなる…!」
2人は何も言えなくなり、やめた
晴人「どうすりゃいいんだ…」
―――翌日―――
晴人より一足先に酒井の家へ向かった
ガチャッ!!
『え…!?』
扉が開き、翔くんが出てきた
ドンッ…!
『!!』
の脳裏にセイレーンと一緒の翔の姿が見えた
『翔くん…!!』
後ろから瞬平、熊谷、酒井が追いかける
『(何で仁藤さんがいないの!!?)』
不思議に思いながらも翔を追いかけた
そして追いかけるとセイレーンの姿が
『セイレーン…!!』
熊谷「あいつは…!」
瞬平「そうか…!あいつが翔くんを操ってたんだな!!」
「さぁ…その飛行機…私にちょうだい」
ゆっくりとセイレーンの方へ歩いていく翔
『このままじゃ…!!』
は翔を止めるために走り出した
ズキッ…!!
『う…っ!!』
《あなたが………を……》
《うん!!わかった………》
は頭を抱えて立ち止まった
瞬平「ちゃん!?」
『…っ!!』
早くしなきゃ…翔くんが…!!
ザッ!!
熊谷「晴人!!」
『晴、人…?』
駆けつけた晴人が翔を助けた
瞬平「晴人さん!!」
晴人「そいつを返せ」
翔「嫌だ!!」
翔はセイレーンの元に行こうとする
晴人「その飛行機はあのおじさんの希望なんだ!!おじさんの命がかかってるんだ!!」
翔「嫌だー!!」
晴人「翔くん…!!翔くん!!」