第43章 「指輪の小説家」
コヨミがファントムを知らせてくれた
晴人たちは現場へ急ぐ
晴人はハリケーンドラゴンに変身し、ゲートらしき男性に襲いかかるファントムを離れさせた
『大丈夫ですか!?』
「あぁ……君は…!?」
『え…?』
瞬平「大丈夫ですか!?」
「これはどうなってるんだ!」
瞬平「話はこっちで!」
瞬平は男性を立たせた
そして安全な場所へ
は魔方陣を張った
ファントムは逃げた
ゲートは大人気の作家、西園寺雅文
晴人たちは西園寺にファントムとゲートのことを説明した
瞬平「はい、お茶です。はい、コーヒー」
晴人「サンキュー」
瞬平「はい、紅茶です」
『ありがとう』
西園寺「ファントムにゲート。まるで空想の世界だな」
晴人「ま、事実は小説より奇なりってわけだ」
西園寺「で、魔法使いのお前が私を守ってくれると?」
瞬平「そうそうそうそう。さすが作家先生ですね~!晴人さんとちゃんに任していただいたら完璧ですのでね」
西園寺「…?君の名前はと言うのか…?」
『え…はい…』
西園寺「そうか…。あ、そうだ」
晴人「何?」
西園寺「魔法を使って探してほしい人がいるんだけどな」
晴人「は?」
西園寺「魔法使いなら簡単だろ」
晴人「それができれば俺も苦労しないよ。探したい人ほど見つからなくてね」
西園寺「役に立たん奴め」
西園寺は歩き出した
『何…あの言い方』
瞬平「偏屈おじさんですね」
それでもゲートはゲート
西園寺の後をついていくのだった