第33章 「危険なアルバイト」
結局、ゲートは見つからず、今日が終わった
夜になり、は自室にて本を読んでいた
『これ…何なんだろう…』
詳しいことは何も書かれていない
『ル・フー ラサース…』
意味がよくわからない
『何なんだろう…この言葉…』
本の中のページは読めるが、外に書いてある文字は読めない
は本を開きながら眠ってしまった
―――翌日―――
今日はみんなで朝ごはんを食べていた
晴人「え?お前の高校時代の友達が、あのバイトを?おかわり」
仁藤「アイツ昔から気持ちが大きくて…俺もおかわり!スゲェいい奴なんだよ。高校の頃、考古学の道に進むか迷ったときがあってな」
《1つ!自分の~道~は~自分で~決める~べ~し~♪》
《ツッチー…》
《お前このままじゃ一生後悔するぞ。それでいいのか?》
仁藤「ん~!おかわり!」
コヨミはその茶碗を受け取る
仁藤「アイツは俺の背中を押してくれた、俺の大切な親友なんだ!だけど…」
瞬平「おかわり!」
晴人「だけど?」
輪島「おかわり!」
仁藤「今のアイツには前みたいな魅力、感じないんだ。あんなに金に目が眩むとはなぁ!!おかわり!!」
晴人「そう思うならさぁ、おかわり!その魅力ってやつ、取り返してやりゃあいいんじゃねぇのか?」
凛子「おかわり!何かの事件に巻き込まれる前にね?大体、1日に100万とか200万とか1000万とかそんな有りえないでしょ!」
瞬平「おかわり!やっぱそうですかぁ~?」
コヨミ「瞬平は黙ってて」
瞬平「……はい…」
『ごちそう様(みんなよく食べるなぁ…)』
凛子「きっと何か裏があるわ、その会社」
輪島「うんうん」
凛子「刑事の勘だけどね」
「「「おかわり!!」」」
コヨミ「!!」
コヨミは空になったお櫃を見せた