第33章 「危険なアルバイト」
―――朝―――
『ん…』
カーテンの隙間から差し込む太陽の日差しで目が覚めた
は起き上がり、ふいに枕元を見た
『あれ…?』
枕元には見たことのない本が置いてあった
『何…これ…』
は本を手に取り、開いた
そこには聞いたことのない言葉が書かれていた
『何…?ル・フー…ラサース…?』
コヨミ「!!」
『あ…おはようコヨミ…』
コヨミ「グールが…!!」
『!』
は飛び起き、晴人と共に現場へ
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
しかしそこにはグールしかいない
『何でグールだけ!?』
晴人「とにかく、こいつら何とかしないとな!」
晴人はウィザードに変身
そしてグールを次々に倒していく
も弓矢を構えてグールを倒していく
しかしグールを全て倒したけどファントムは出てこなかった
晴人「誰がゲートだったんだ…?」
出た場所は東京タワーの近く
人が多い場所で誰がゲートだかわからなかった
動きようもなく、2人は面影堂に戻った
―――面影堂―――
コヨミ「見つからないわ、ファントム」
晴人「ゲートわからなければ手の打ちようもないか」
ガタンガタンゴトンッ!
晴人「あ?」
『何…?』
瞬平「晴人さん晴人さん!」
晴人「瞬平!お前何で裏口から!?」
瞬平「これ見てください!」
瞬平はある紙をみんなに見せた
晴人「え?」
『1日で100万…?』
晴人「100万!?」
瞬平「ね!?すごいでしょ!?えと、はんぐり~のプレーンシュガーが1個200円だから…何個買えるんだこれ!」
晴人「お前何考えてんだよ!」
晴人は紙をグシャグシャに丸めた
瞬平「え!?ちょっと!何してるんですか!」
コヨミ「怪しすぎるのよ、そのアルバイト」
『疑いもせずによく…』
晴人「あぁ、きっととんでもない仕事に決まってる。奴隷のように働かされて…」
コヨミ「精根尽き果てるまで…仕事漬けにされるんだ…あーはっはっはっはっはっ…」
晴人「それでもいいのか!!」
『(んなアホな…)』
瞬平は首を思いっきり横に振って紙を投げ捨てた
輪島「店の改装だろ…ローンの返済…アレとコレやって…残ったら温泉か…」
晴人・コヨミ「おっちゃん」
輪島「あ…」