第4章 「変身!生中継」
晴人《お前の夢は…俺たちが継いでやる》
は頷いた
瞬平「晴人さん…さん…」
晴人《約束する。俺たちがお前の…最後の希望だ》
晴人は瞬平の手に指輪をはめた
《エンゲージ プリーズ》
瞬平はゆっくり床に倒れた
晴人《、何分ぐらいだ》
『私の力で3分は持つ。でも5分以内でお願い』
晴人《わかった。任せろ》
『うん』
晴人は瞬平のアンダーワールドへ向かった
は片手で瞬平のひび割れを遅らせながらもう片方で瞬平の持っていた絵本を修復していた
『(傷が…)』
自分の傷が広がっているのがわかっていた
『ひび割れが…』
瞬平のひび割れが治っていく
ブォンブォンブォン
魔方陣から晴人が帰ってきた
晴人《!!》
『晴人…』
晴人は変身を解いた
晴人「大丈夫か?」
『待って…。後少しでこの絵本直るから…』
晴人「お前…」
『私にしかできないんだもん…』
しばらくすると絵本は完璧に元に戻った
フラッ…
晴人「!!」
『ごめん…ちょっと…力…使いすぎちゃった…』
晴人はの袖をめくった
の腕の傷は少し伸びていた
晴人「…」
『大丈夫だよ…?ちょっと疲れただけだから…』
ギュッ…
晴人「絶対…守る…」
『晴人…?』
気のせいか
晴人の腕は少し震えていた
―――面影堂―――
バタンッ
凛子「あったわよ!晴人くんたちのことも、ファントムのことも一切報道されてない理由」
凛子の手には新聞が握り締めてあった
凛子「どうやら国安が情報操作し…て…」
凛子の目の前には奈良瞬平の姿が
なぜか晴人の肩を揉んでいた
凛子「あれ…?」