第4章 「変身!生中継」
―――夜―――
コンコンッ
晴人「はい?」
ガチャッ…
『晴人…?起きてたの…?』
晴人「こそ。眠れないのか?」
『…………』
晴人「立ってないで入ってこいよ」
『うん…』
は部屋に入り、床に座った
晴人「足…大丈夫だったか?」
『うん…』
晴人「ならよかった。痕残っちゃ可愛そうだからな」
『ねぇ晴人…』
晴人「ん?」
『私たちは…魔法使いになりたくてなったんじゃないよね…?』
晴人「…あぁ」
『あいつ…奈良瞬平は…どんな気持ちであんなこと言ったんだろう…。魔法使いになりたいって…』
晴人「…」
は自分の右腕を掴んだ
『私たちは…彼に希望を見せてあげられるのかな…』
の瞳から涙が零れる
『この呪いだって…』
晴人「…!」
ギュッ…
晴人はを抱きしめた
『晴人…?』
晴人「お前の呪いは…俺が絶対に解いてやる…!奈良瞬平にだって希望を見せることはできる…!だからお前は…俺の側にいてくれ…」
『晴人…』
晴人「だから安心しろ…お前は俺が守る」
『ありがとう…晴人…』
晴人はが落ち着くまで抱きしめてくれた
そのままは晴人の腕の中で眠ってしまった
―――朝―――
『ん…』
が目を覚ますと目の前に見慣れた顔が
『は…晴人…///!??』
が眠った後、自分も眠ってしまったのだろうか
『(ち…近い…///!!)』
晴人「そんなに照れるとこっちも照れるんだけど?」
『お…起きてたの…///!?』
晴人「がモゾモゾするから…」
『何モゾモゾって…』
晴人「さぁ…」
『(でも…すごい暖かい…)』
は微笑ながらベッドから出るのだった
そして朝からゲートである奈良瞬平を探しに行こうとしていた
~♪~♪~♪~
『晴人、携帯鳴ってる』
晴人「ん」
晴人は携帯に出た
凛子《晴人くん?この間のゲートの彼…魔法使いだったの?テレビに出てるわよ?どういうこと…?》
電話の声はにも聞こえていた
晴人とは面影堂の中に戻った