第3章 「魔法使いになりたい」
瞬平「僕、小さい時に魔法使いになるのが夢だったんです」
晴人「夢?」
店長「夢!?あたしはねぇ、ずーっと…あう、ぐむ…っ!!」
店長さんは店員さんにドーナツを押し込まれた
瞬平「はい!大好きだった絵本に出てくる魔法使いが、チチンププイ!!って唱えると、いろんな魔法が使えちゃうんです!!それ見て僕…ずーっと憧れてたんです!魔法でみんなを助けられたら…絶対楽しいって!」
『……』
瞬平「大きくなって…そんなの無理だって…ホントは魔法なんてないんだって思って…諦めてたんですけど…でも、今日わかったんです!!やっぱり魔法はあったんだ!!魔法使いはいたんだって!!だから…」
晴人「別に楽しいだけじゃないさ。魔法使いなんて俺とだけで十分だ」
瞬平「え…?」
の脳裏に浮かんだもの
真っ黒い世界の中でファントムに囲まれる自分
絶望というよりは恐怖の方が大きかった
晴人「話だけは聞いた。夢は夢のままにしときな。行くぞ、」
『あ、うん…』
晴人とはドーナツ屋を去った
晴人、コヨミ、はゲートだった
半年前の日食の日、何者かに誘拐された3人
ファントムを生み出す儀式に使われた
たくさんの人々が強制的に絶望させられ、ファントムを生み出して命を落とした
しかし晴人だけは自分の中にファントムを押し込めた
は次々に生み出されるファントムたちによって呪いを受けた
助かったのは晴人、コヨミ、の3人だけだった
コヨミとは記憶を失い、晴人とは魔法使いの資格を得た
晴人「」
『…?』
晴人「お前の呪い…絶対に解いてやるから」
『晴人…』
晴人「だから安心しろ」
『ありがとう…』
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どこからか叫び声
と晴人は叫び声のした方に急いだ
晴人とは現場に駆けつけた
ウィザーソードガンでグールたちを倒していく
も弓矢を使って倒していった
晴人「子供じゃなくてコイツがゲートだったってことか…」
そこにいたのは奈良瞬平
晴人「おい、奈良瞬平、早く逃げろ」
《シャバドゥビ タッチ ヘンシーン!》
晴人「変身」