• テキストサイズ

仮面ライダーウィザード 

第17章 「クリスマスの奇跡」




『晴人…それは…?』

箱を開けると中には指輪が

晴人「これは…?」

晴人は指輪を使った

クリスマスソングが流れ、プレゼントが元通りに

達郎「プレゼントが…!!よかったぁ…っ!!」

達郎はプレゼントを握り締めた

晴人「嘘だろ…。こんな魔法…」

指輪は使い終わると消えてしまった

『すごい…』

晴人「まさか…本物のサンタだったのか…?」

『サンタって…?』

晴人「いや…」

晴人はなぜか嬉しそうだった


その後、達郎はつばめ園の玄関にプレゼントを置きに行った

園長「お前だったのか」

達郎「!!」

達郎は走り去ろうとした

園長「どこへ行く!遠慮しないで中に入れ」

達郎「俺はここに戻る資格がねぇ…」

園長「ここはお前の家だ!家に帰るのに資格なんて必要ない!」

達郎「けど俺は…っ」

園長「昔のことはいい!今のお前は…子供たちの希望だ!」

達郎「!」

達郎は園長とともに園の中に入っていった

その光景を晴人たちは見守っていた

凛子「彼のホントの希望は…ここに帰ることだったのかもね」

晴人「かもな…」

瞬平「さ、僕たちも帰りましょ!ちゃんの手当てもしなきゃいけませんし!コヨミちゃんと輪島さんも待ちくたびれてますよきっと!!」

凛子「そうね!」

『ごめん晴人…重いでしょ…』

晴人「平気だって。気にすんな」

は晴人に背負ってもらっていた

歩いていると頬に冷たいものが

『あ…雪だ…』

瞬平「何かクリスマスみたいな感じになってきたじゃないですか!」

晴人「可愛いサンタもいるしな」

凛子「え!?やっぱり!?」

晴人「あはははは!!!」

凛子「ちょっと!笑いすぎ!!」


―――――


面影堂に帰り、みんなで楽しくケーキを食べた

こんなに楽しかったクリスマスはあっただろうか

は電気を消し、キャンドルを灯した

『これもいいなぁ…』

はゆらゆらと揺れる火の光りを見つめた


コンコンッ


『はーい…?』

晴人「俺」

『晴人…』

はドアを開け、晴人を部屋に入れた

晴人「あれ。寝るとこだった?」

『え?何で??』

晴人「電気消えてるから」

『違う違う。凛子ちゃんからもらったキャンドルつけたくて』



/ 343ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp