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イカロスの翼【ヒロアカ】

第25章 プロローグ




「!カワイイウサギちゃんだよ!甲田が触らせてくれるって」
『うん、ありがとう』
「とりあえずケーキ食えケーキ!!」
『うん、ありはほう』
「チーズあげる☆」
『はひほほう』
「皆さん、ハーブティーが入りましたわよ!どうぞお飲みになって!」
『………。』
「八百万、の口ん中パンパンだ、無理に流し込もうとすんな」
「じゃあここで耳郎が一曲、ハートフルソングを披露します!」
「するわけないじゃん!!上鳴勝手なことすんな!!」


平和な夜が更けていく。
一人。
二人。
それぞれが自室に戻り、平穏な眠りについていく。


「!まだ寝ねえの?怖い話してやろうか!」
「聞きたい!瀬呂くん私聞きたい聞きたい!」
「ぜってぇすんなよ瀬呂眠れなくなんだろうが!!オイラが眠れなくなったらぜってぇお前引率でツレションさせにいくかんな!」
「ぜってーついていかねぇんだカンナ!?自己責任だカンナ、知らねぇんだカンナ!?」
「暗黒のレクイエム…」
「チーズあげる☆」
『うん、ありがとう』
「あー、俺ファットガム事務所で結構大食いしてたからさ。胃が大きくなった気がするよ。小腹減らね?」
「ケロ、こんな時間に食べたら明日胃もたれしちゃうわよ?」
「うちの部屋におもちあるよ。おもち焼くかい切島くん」
「お、食いてー!食べる人ー」
「「はーい!」」


にぎやかな夜が過ぎていく。
二人。
三人。
それぞれが眠りにつく。


「緑谷、自室のベットで寝た方が良い」
「ふぁ…ごめん、轟くん。じゃあ、先に寝るね…おやすみなさい、轟くん、さん、常闇くん」
「…おやすみ。、まだ寝ねえのか」
『うん』
「…。」
「轟、明日仮免試験の講習日だろう。先に寝ていろ」


常闇が視線を一度、轟からそらし、青山が置いていったチーズの山をゆっくりと消費しているを見た。


「俺は夜更かしになれているから、付き合う」
「…朝まで起きるつもりなら、俺も付き合う」


その二人の発言を聞いて。
無表情でチーズの山を見つめていたは、ようやく顔を上げた。


『……ごめん、気づかなくて。…寝よう』


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