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「新テニ×ナージャ」理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?

第1章 理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?



 「おい、何でお前までついてくるんだ」
 と、ケンノスケが言います。



 「おもしろそうだからだよ。あの2人の日本人、さっき兄さんと話してた人たちだから、僕も気になったよ。それと、もちろん、ナージャが心配だからさ」
 そう言ったあと、TJがナージャの隣近くを走ると、ケンノスケがわざとTJの肩にぶつかりました。



 「お前の兄さんって、記者のハービーのことか。っていうか、ナージャから離れろ。近い」



 「君こそ、いつもナージャの近くにいて邪魔だね」
 そんなケンノスケにムッとなったか、TJもケンノスケの肩にわざとぶつかり、しばらく2人の少年の肩のぶつかり合いが続いたのでした。



 「2人とも、こんなところでやめなさいよ。あ、ほらー、ブンタさんとエイシローさん、見失っちゃったじゃないの」
 と、ナージャがケンノスケとTJのケンカを止めたが最後、理想のペアの姿がどこも見当たらなくなってしまいました。



 「大丈夫だよ、ナージャ、僕、近道知っているから、まだあの日本人の2人に追いつけるよ。ところで、どうしてそんなにナージャたちは急いでいたの?」



 「ブンタさんとエイシローさんの荷物が1つ、何者かに盗まれてしまったの。その犯人を探しに私たちも手伝うところだったんだけど……」
 TJの問いに答えたナージャは困った表情を少年に向けます。



 「ごめんね、ナージャ、僕が邪魔してしまったね」



 「オレにはごめんねはなしか。ま、いいけどさ、近道ってどこだよ?」
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