• テキストサイズ

「新テニ×ナージャ」理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?

第1章 理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?



 ケンノスケの方を一度、細目で見たTJですが、ケンノスケの質問に答えます。



 「もうちょっと向こう走ったところのおまわりさんが立ってる道を左入っていくと、日本人2人より先回りが出来るかもしれないよ。最近、怪盗黒バラがこの町に出たみたいだから、おまわりさん立ってるみたいだね。じゃ、僕は兄さんを探してナージャの言ってたこと、報告してくるよ。大丈夫だからね、ナージャ、犯人はすぐ見つかるから」
 TJはナージャにウインクし、行ってしまいました。



 「がー、いつ会ってもムカつく野郎だー」
 と、不機嫌になっていたケンノスケですが、



 「行きましょう、ケンノスケ」
 ナージャのひと声で機嫌を直し、走り出したのでした。



 ナージャたちが先回りをしていると知らず、三船コーチの荷物を盗んだ犯人を探し回っていた理想のペアは、走っているうちに息があがってきたため、一旦立ち止まりました。



 「ちっくしょい、犯人、見つからねえ」



 「逃げ足が速い上に、ここヴィネツィアは道が複雑です。これ以上、無闇に犯人探していたら、オレたちが迷ってしまいます。ここは警察に言うか、三船監督の荷物を持った人物を見かけなかったか、人に聞き回るしかありません」




 「そっか、よし、警察だと大騒ぎになるかもわからねえから、ここは人に聞き回ってみるか。エクスキューズミー」
 丸井が早速、ヴィネツィアの人に三船コーチの荷物を持った人物を見かけなかったか聞き回り、



 「エクスキューズミー」
 木手も聞き回りますが、丸井と木手の英語が通じず、ヴィネツィアの人たちは首を傾げるばかりです。
/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp