「新テニ×ナージャ」理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?
第1章 理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?
そして、賑やかな方へ少年たちは行ってみると、『ダンデライオン一座』と書かれた暖簾が目に入り、金髪の踊り子の少女がステージでちょうど踊るところも見えたのでした。金髪の踊り子の少女を司会者はナージャと紹介します。
丸井と木手は観客たちと一緒になって拍手を送り、ダンデライオン一座のショーを見ていました。踊り子の少女、ナージャが踊り終えると、ゲストと踊るコーナーに移り、ナージャは木手の方を見て、おいでおいでと手招きします。
「ご指名ですよ、丸井くん」
「いや、あの子の指名、お前だろい」
「行っていいですよ、丸井くん」
「いやいや、そういうわけには……」
「行きなさいよぉ」
「だーかーらー、オレ指名じゃないって……」
と、理想のペアは言い合いながら、一緒にナージャのところまでステージの上に上がって来てしまったのでした。
観客たちは理想のペアに大きな拍手を送り、これはやるしかないと丸井と木手は顔を見合わせ、ナージャを真ん中にして両脇に立ちました。
「ボンジョルノ、あなたたちのお名前は?」
理想のペアを交互に見ながら、名前を尋ねたナージャです。