「新テニ×ナージャ」理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?
第1章 理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?
「君たちは日本人か。オレは日本語が分かるから大丈夫だよ。酒の店ならこの通りを真っ直ぐ進んで、突き当たりを右行って、しばらく真っ直ぐ進んで突き当たりを左に行って、1つ目の角を右曲がって、すぐ左の道を曲がって斜め右方向に進んだところにある。じゃあな」
と、男性は理想のペアに道を教えたあと片手をあげ、口に葉巻の煙草をくわえたまま行ってしまいました。
「キテレツ、今の聞き取れたか?」
「ええ、メモを取りましたから」
丸井の問いにメガネを光らせて答えた木手です。
「おおー、木手を見習わねえとだ」
「あなたもメモぐらいは取りなさいよぉ」
「あれはメモ全部出来ねえって。キテレツみたいに早くメモれねえし。メモしていても、この通りを真っ直ぐ進んで、突き当たりを右行って、しばらく真っ直ぐ進んでのところまでしか覚えられないだろい」
「それもそうですね。あんなに長いのでは。行きましょう」
「ああ」
木手に促され、丸井は頷き、理想のペアは先を進めます。突き当たりを右に行き、真っ直ぐ進んでいたところ、歌と音楽が聞こえ、丸井と木手は立ち止まりました。