「新テニ×ナージャ」理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?
第1章 理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?
「あ、いたいた、日本人2人!」
「ブンタさん、エイシローさん!」
「「!」」
ケンノスケとナージャの声が聞こえ、振り向いた丸井と木手です。
「先回りじゃなかったけど、日本人2人何とか見つかったな」
「TJに感謝ね。ねえ、思ったけどケンノスケも日本人でしょう」
「あ、そうだったな」
「おっ、君も日本人なんだな。ケンノスケくんって言ったっけ。日本人いると安心するだろい」
丸井が笑顔で暖かくケンノスケに話すのに対し、
「あなたたち、仲間のところに戻った方がいいですよ。団長さんたちが心配しますよぉ」
木手は冷たく言い、両腕を組みます。
「平気よ、ブンタさんとエイシローさんの盗まれた荷物を取り返すまでの間は」
「むしろ、犯人見つからねえでこのまま戻っても、余計に団長に怒られるよな」
「それでも、仲間のところに戻りなさい」
「嫌よ」
「嫌だよなぁ」
「戻りなさい」
「まあ、いいじゃねえか、キテレツ、この子たちがついてきても。小っちゃい子たちと一緒にいれば、犯人が油断してひょっこりと現れるかもよ?」
「ふん、そこまでおっしゃるのでしたら、あなたが面倒見なさいよぉ」