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「新テニ×ナージャ」理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?

第1章 理想のペア、ダンデライオン一座に会う!?



 「ダメだ、英語が通じねえ……」



 「さっきオレたちの会った方々はたまたま外国語が解る方たちだったようです。ヴィネツィアの方たちは恐らく、イタリア語でないと通じないのでしょう」



 「なあ、キテレツ、イタリア語、分かるか?」



 「丸井くん、決まっているでしょう。分かるわけがありません」



 「だよな……」

 理想のペアがこう話していると、ヴィネツィアの警察に声を掛けられます。イタリア語で何て言っているのか、さっぱりの丸井と木手でしたが、何となく自分たちが怪しまれていることが分かったようです。首を思い切り横に振りますが、ヴィネツィアの警察は理想のペアに手錠をかけようとしていました。



 「なあ、キテレツ、ヴィネツィアの警察の人、何をしようとしているのか、分かるか?」



 「決まっているでしょう。オレたちを捕らえ、連行し、牢屋にでも入れる気でしょう」



 「だよな……」



 「これは逃げられませんね……」



 丸井と木手がヴィネツィアの警察に手錠をかけられそうになったとき、黒の紳士服を着た背の高い金髪の青年が止めてくれます。イタリア語で話し、ヴィネツィアの警察を向こうへ行かせてくれました。
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