• テキストサイズ

キングダムの彼らと…? 【短編】

第4章 輪虎(りんこ)×幼馴染








『ん、ぁ…、んんっ!』



何度も何度も唇が重なる度に深くなっていく口付け。

舌を絡ませ合い、漏れ出るくぐもった声は抑えられずに顔が熱くなる。

輪虎、どうして、こんなに上手、なの?!

人生初めての深い口付けに息も絶え絶えな私に比べて、輪虎は未だに顔色1つ変えずに、むしろ口角をあげている。



「愛しい人の感じる姿は、こんなにも興奮するんだね。

華、可愛い…」


『きゃっ…!どこ、触って…』


「どこって…胸?」



そう甘い刺激を受け入れられずにいれば、彼に微笑まれて布団の上にゆっくりと押し倒される。

そして再び深い口付けが始まると同時に、彼の白くて綺麗な指が私の衣服を脱がしていき、唇が離れる。



『ん、み、見ないで…』



そう胸と足の付け根に腕を伸ばして必死に見られまいと隠すが、彼はクスクスと笑って、私の頬を片手で包む。



「目をつぶっているから、僕のも脱がしてもらっても?」



そんな優しい声で言われて、断れるわけ…!

ゆっくりと頷けば、彼は目を閉じてくれて…

震えながらも起き上がり、彼の衣服を脱がしていけば、今朝私が巻いた包帯が見えて来て目を見開く。

忘れていたわけではないのだが、この怪我を負っているのにもかかわらず、彼は先程私を抱き上げたのだ。

しかも、昼と夜の二回も。










/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp