• テキストサイズ

キングダムの彼らと…? 【短編】

第3章 蒙恬(もうてん)×湯女(ゆな)






「あっ!君か〜!今日から僕と湯浴みを共にしてくれるのは!

顔、あげて?」



…!

そう顎をクイッと持ち上げられ、見上げれば、

端正な顔立ちの青年と、近距離でバチッと目が合って顔が熱くなっていくのを感じる。



「僕の名前は蒙恬(もうてん)。君は?」


『はっ、はい。華と申します』


「よろしくね♪」



そうウィンクされて、彼は湯浴み着を脱ぎ始める姿に拍子抜けしてしまう。

お爺様もお父様も将軍で、彼もまた戦に出る方だと聞いていたから、もっと強面な感じを想像していたのだ。

し、しっかりしなきゃ!

そう再び彼の方を向けば、既に一矢纏わぬ姿になっており、

ビクッと身体を震わせる。

男の人の裸なんて…初めて見たよ……。

再びタオルをぎゅっと握りしめて、椅子に座った彼の近くに跪く。



『し、失礼します』


「はーい!無理、しなくていいからね」


『…へ?』


「だって華ちゃん、初めてでしょ?」







/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp