第3章 おっぱいの話【澤村大地】
「……だ、大地はさ」
「んー?」
「……だ、誰かさんのおっぱいが……好きなの?」
はぁ!?何言ってるの!?私!!??
大地の変態が感染った!!??
「俺は……
このおっぱい、かな」
「!!??」
大地のおかしな言動は私のそれをも上回った。
私の胸にいきなりパフッと顔を埋めたのだ。
「ぎゃーーーっ!!ちょっ、やだ!!大地っ!!」
「んー、柔らか」
「バカッ!!いい加減に……!!」
「名前」
奇天烈な行為をしながらも、大地は真顔で私を真っ直ぐに見上げてきた。
大地の手によって寄せられた小さな乳房の谷間から、私はこの上なく真剣な眼差しで見つめられていた。
顔と行動のギャップがありすぎて、私の脳内ではこの時の感情を処理しきれなかった。