第3章 俺の気持ち
火神「わりぃな、だいぶ待たせちまった」
桃倉「ううん、いいのいいのっ!全然待ってないよ!」
優しいアンは俺にそう言ってくれる
全然待ってないわけねぇだろ…30分も待たせちまったし
…それにしても部員の顔を思い出しては意識しちまう
俺のこの感情が好きってやつなんだな
俺はアンに…恋してるんだな
確かに他の女には全然興味がないのに
アンは違う
むしろもっと色々なことを知りたい
というか…誰にもやりたくねぇ
日向先輩にも…譲れっかよ!
火神「…なぁ」
桃倉「ん?なぁに?」
俺の声にアンは下から覗きこむように俺を見てきた