第3章 眼鏡にスーツ[煉獄杏寿郎]
唇と唇が離れる時、ツゥっと、銀色に伸びる滴。
煉獄に触れられるだけで、身体が熱くなり、肌も紅潮し、ほんのり汗をかく。
さて…と、煉獄はベッドの縁に腰を下ろす。
太腿の上に腹這いになる様にトリを抱き寄せ、2つの桃尻を大きな煉獄の手で撫でる。
「先生に悪戯する悪い生徒にはお仕置き、しなくちゃな?」
頭の上から煉獄の低い声でどこか楽しそうな匂いを放ちながら言うと、パンっと乾いた音が部屋に響く。
「…ひぅっ…!」
ビクリ、と、トリの身体が震えた。
何が起こったのか判断出来ず、煉獄の方に視線を送る。
「お仕置きに、お尻ぺんぺん、だ」
悪い意地悪な顔をして笑っている。
やだっと、身を捩るが煉獄に掴まれて動かない。
パンっと、もう一発、さっきよりも大きな音が鳴る。
「こら、動かない。」
「ごめん、なさぃ…」
パン、パンっと、乾いた桃尻を叩く音と、トリの悲鳴に近い喘ぎ声が響いた。
何度か緩急を付けて叩いている時、喘ぎ声が甘くなった。
それを見計らって煉獄はスカートの上からトリの桃尻に指先で触れるか触れないかくらいの感覚でなぞる。
あぁんっ!と、ビクリと背中をそらせ、軽く痙攣をしている。
何度も何度も指で行き来し、たまに爪をたててやったりすると、トリは可愛い声で喘いで大きくのけぞった。
空いている煉獄の左手を顔の近くに持って行ってやると安心したかのようにくんくんっと匂いを嗅いで、頬を寄せたり甘噛みをした。
ご褒美は終わり。とばかりに、また桃尻を叩き始める。
先程より、早いペースで叩いていく。
「んっ、んんぅッ…ひぅっ…ぁんッ」
「先生を困らせようなんて、そんな悪い子だったのか、トリは。残念だよ」
わざと優等生だったトリの気持ちを煽るかの様に言葉を投げかける。
「あぁっ、ぁんッ…ごめん、なさい…煉獄先生…ッ」
段々、息遣いも荒くなるトリ。
叩いたり、指先で刺激したりの飴と鞭を繰り返す事でトリの腰はいやらしく動いていた。
「どうした?腰をくねくねさせて。まさか、お仕置きで気持ちよくなっているのか?トリはそんなはしたない生徒だったのか?」
「んんッ、ごめんなさいっ…!」
ぐっと、赤くなったそこなら爪をたててやるとびくびくっと痙攣をする。