第4章 イベント 5月6日 ゴムの日
「そうだよな、トリのここ、凄く締め付けるもの、な?」
するりと下腹部をなぞる。
ぐっと、押し倒す様にトリをベッドに押し倒して、両膝を掴んでまた律動を再開する。
ほら、と子宮辺りを煉獄の掌で覆う。
煉獄の体温が子宮へと、伝えられる。
「ゴムを付けていると、やはりトリの快感が少し薄れるのだ。
だから、トリ、集中しなさい。」
ここに、と、腰をパンっパンっと、打ち付けながら、お腹の上をトントンっと、指で叩く。
ひっと、その行為が与えるトリへの快感の大きさに小さな悲鳴があがる。
「や、やだっ…それ、あっ、やらぁっ」
快感が強くて壊れてしまいそうで怖いんです、と、以前トリは言っていた。
「怖く無い、俺が居るだろう?ほら、集中」
と、軽めに律動しながら、一定のリズムでとん、とんっと、皮膚側からと粘膜側から刺激を与えられる。
ここに意識しなさい、と、感度を上げるために煉獄に擦り込まれたトリの身体。
その行為が始まるとトリの感度は格段と上がる。
最初は意識が散乱としているが、段々と叩かれ突かれている子宮に神経が集中していき、そこだけに感度、感覚ご全集中させられる。
喘ぎ声も止まり、ただただ、身を捩り快感に揺れる苦しい表情をトリはする。
すると、完全に子宮に集中する事が出来ると、ああんっと、喘ぎ出し、ぐうっと、快感の波がトリを襲う。
そう、よく出来ました。
と、締め付けが強くなったトリの膣の中の奥へと、深く雄芯を進める。
あぅっ、ぁあんっ!と、より一層喘ぎ声が大きくなるトリ。
ほら、一緒にイクぞ、と、耳元で吐き捨てて、煉獄とトリは絶頂を迎えた。
集中させると、暫く動けなくなるのを煉獄は知っている。
ずるっと、引き抜きゴムを外そうとすると、ぽんっと頭に触れられ、あーんと、口を開けるトリ。
はっと、苦笑いをして腰を近づけ、目の前でゴムを外してやりトリの体液とゴムと精液が混ざったゴムの中身をトリの舌の上に出す。
びくんっとしながらそれを舌の上で受け止め、ごくりと、飲み込む。
そして、ちゅ、じゅるっと、トリは精液を吸い取る様にお掃除を始めた。
ゴムの味も良くなるだろう?と、くすくす微笑む煉獄に、コクリと頷く。
完