第2章 待てない悪い子　　[煉獄杏寿郎]

「や、だぁ…これ、外して欲しい…」
「その意見は聞けないな」
むぅっと、頬を膨らませるトリ。

「…ひぅｯ！」
つぅっと、煉獄はトリの耳殻に指を滑らす。
びくんっとお腹に力が入る。

すっと指が離れると、んんっと安堵なのか少し切なくトリは吐息を吐く。
あっと小さく可愛く喘ぐと、煉獄の手が頬全体を包み、親指でトリの唇をなぞる。

ゆっくり何度もなぞる煉獄。それ以上進まない行為にもどかしさを感じる。
先程行った行為で身体の疼きが再び再燃する事は容易であった。

両脚をすり寄せたり、腰を動かしたりするトリを見下ろしながら煉獄は先程トリが使っていた玩具を掴む。

トリ？
と、低く響く甘い声でトリの名を呼ぶ煉獄。
「勝手に人の家でして、ベッドも汚して。本当に悪い子だ。コレの方が本当は良いんじゃ無いのか？」
そう、意地悪に笑い玩具をトリの前にちらつかせる。
違うもんっ、好きじゃないもん…と消えそうな声で煉獄を潤んだ瞳で睨みながら言うトリはただただ煉獄を煽るだけで。

「では、トリの身体に聞いてみよう」
脚を開かされ、トリの性器が露わになる。
脚を閉じようにも煉獄がそれを許してはくれない。

ぁんっ！と、びくりと身体をのけぞらすトリ。
女芯を玩具で煉獄が撫であげたのだ。

これはこちらに入れるとしよう。と、ぬるっとトリの膣の中に入れる。
くちゅ、と、トリの良いところを探すようにゆらゆら動かす。
トリの発する声と反応を見ながらここか…と呟くと、トリを見てにやりと笑う。
や、やだ…と、声にならない声でトリは煉獄に訴えるがその意見は通らない。
ブーーンと、玩具が振動し始めた。そう、煉獄は玩具の振動の電源を入れたのだ。

振動機能が付いているのは知っていたトリだが、刺激が強過ぎて使った事は無く、初めての感覚に身をよじる。

「脚は開いたまま、このまま俺が帰ってくるまで待っている、事。」
決して気をやるなよ？

と、耳元で囁かれ、その声だけで膣がきゅっと締まるのを感じた。