第2章 待てない悪い子　　[煉獄杏寿郎]

「なら、それを現実にしてやろう」
？マークを浮かべたトリを他所に、トリの中に入ってる玩具をずっと抜き取りその際トリの身体が跳ねる。
ふぁっと、息を吸う暇も与えずに、煉獄の指がトリの膣の中に侵入してくる。
玩具とは比べ物にならない圧迫感を感じてそれだけで気をやりそうになるトリ。

「トリはあんな物で満足するのか」
「ちがｯ…しなぃｯ、ぁんっ！」

答えを待つ訳でもなく、くちゅくちゅとトリの膣を刺激していく。
ずるっと引き抜かれたかと思うと、もう一本指を増やしてぐっと中に入ってくる。
トリは左脚を伸ばして腰を晒し快感の逃げ場を作る。
はぁー、はぁーっと、呼吸を整えようにも快感と煉獄の匂いが強くて興奮が止まらない。
トリ…と、煉獄の顔が近づいたかと思うのちうっと唇が触れるだけのキスをされた。

「集中しなさい、集中」
とん、と、右手の指で突かれたのは子宮のあたりのお腹。
いつの間にか、煉獄はコートもスーツのジャケットも脱いでいて、ワイシャツの袖。まくっていた。
どろっと、粘性の強いトリの体液を下腹部へ塗りつけて、またくちゅりという音とともに膣の中へ。

「ん、ぁんｯ…は、ぁんっ…」
再び膣の中を煉獄の指で刺激していると、トリの喘ぎ声が変わってきた。
「ぁぁ、んんっ…やぁ、そこ、らめぇｯ…」
「気持ち良い、の、間違いじゃないのか？」
「やぁっ、ゃぁｯ、ベッド汚しちゃぅ…ｯ！」
構わない、という言葉をトリに送り、指の動きを止めない。
ああぁっと、甲高い喘ぎ声を出してトリは潮を吹いた。
動きを止めない煉獄に対して、やめてぇと言わんばかりに煉獄の腕を掴んだり、首を振ったり。
ぐちゅぐちゅという水音が更に大きくなり、まだ潮を吹いている事をトリに自覚させる。



指を抜かれて、煉獄の方にころんと身体を傾けて肩で息をするトリ。
「れん、ごくさ…ごめ、なさぃ…」
すん、すんっとトリは煉獄の手を掴んですすり泣く。

「そんな顔、するんじゃない。怒っていない。」
トリが掴んでいた手をするっとほどき、頬や首筋にまとっている髪の毛を整えたり、大きい眼から零れ落ちる涙を拭ったり、頭を撫でたりした。