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Change the world【ツイステ】

第5章 御都合ライアー!【トレイ】




刺激を受けて尖った胸の先端を、トレイが口に含む。
高い体温とねっとり湿った舌の感触に驚いて、びくりと腰が跳ねた。

「ひぅ……!」

舌先でこりこりと舐め回され、擽ったさに身を捩る。

情事に慣れた女はきっと、こんな反応はしない。
かといって、どんなふうに受け入れたらいいのか見当もつかなくて、トレイの後ろ髪をぐしゃぐしゃと撫でた。

「ん、ん、そこ……もういいから……ッ」

小さくはないが自慢できるほど大きくもない胸。
感触を愉しむように時間を掛けて愛撫をされるが、そろそろ先に進んでほしい。

胸を弄っていた片方の手を掴み、ヒカル自ら己の下肢へと導く。
恥じらいがない女だと思ってくれて結構。
ヒカルは脱処女のミッションを一刻でも早く終わらせたいのだ。

「ヒカル……ッ」

演技上手なトレイが切なげにヒカルの名前を呼び、唯一残されたショーツに手を掛ける。
秘処を守る薄っぺらな鎧はいとも容易く脱がされて、完全に裸となった。

一方のトレイは未だバスローブを着込んだままだが、気にしない。
肌と肌が触れ合って、恋人のように体温を共有する行為になど意味はないのだ。

「ここ、触るぞ?」

わざわざ確認をするのは、彼がそこに触れたことがないから。
好きに弄って、早く突っ込んでほしい。
そう願いを込めて頷けば、数々のお菓子を作る職人の指がぬかるんだ蜜口に潜り込んでくる。

「う、は……ッ」

いくら処女とはいっても、指の一本も入らぬほど狭くはない。
ただし異物感はそれなりにあって、苦悶の声と共に眉間に皺が寄る。

「ヒカル、痛いのか……?」

「そんなわけ、ないでしょ。」

経験がない処女だと悟られたくなくて、食い気味に否定する。
事実、痛くはなかった。

「早く……、続きをして。」

「……。」

なるべく平静を装ったけれど、トレイの反応はイマイチだ。
じっと観察されながら、挿し込んだ人差し指を緩やかに前後させる。

「ん、ふ……、は…ぁ……。」

トレイの視線が煩わしくて、目を瞑りながら与えられる刺激を追った。
マンガのように狂おしいほどの快楽こそないが、じわじわ苛むような気持ちよさはある。



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