第4章 片恋コンサルテーション！【アズール】

ヒカルの指示を受け、挿入させた指を二本に増やして掻き混ぜる。

元から要領が良いアズールは、すぐに愛撫の仕方を覚え、蜜壁を指の腹で擦ったり、抜き挿しする深さに強弱をつけたり、ヒカルのよがるポイントを学ぶ。

淫猥な行為に興奮が高まり、正常な思考が働かなくなっても観察は怠らず、だんだん充血してきた花芽を見つけ、脚の付け根を押さえていたもう片方の手を滑らせる。

｢ここは、どうですか……？｣

｢ひ、あぁ……！｣

試しに尖りを撫でてみたら、甲高く啼いたヒカルの蜜路がぎゅっと締まる。
ヒカルの快楽は内部と直結していて、答えを聞かずとも指を入れているだけでわかってしまう。

｢ああ、気持ちがいいんですね……。｣

答えがわかってしまえば、放置する理由などない。
胸の先端を愛撫した時と同じ要領で、転がしたり抓んだりしながら刺激を加えたら、よりいっそう大きな声でヒカルが喘いだ。

｢あ、あ、やぁ……ッ、そこ…ばっかりは、あ、だめ……ッ｣

嘘発見器の役割を果たした蜜路が、彼女の発言を嘘だと教えてくる。
だからアズールはヒカルの意見に従わず、ここぞとばかりに花芽を嬲った。

大方の手法を試したところで、他にどんな愛撫の仕方があっただろうと復習する。

(ああ、そうだ。あとは舐めるんでしたね。)

胸への愛撫を思い出したアズールは、学んだ実績を活かそうと、ぐちゃぐちゃに濡れた秘処へと唇を寄せようとした。

しかし、唇が熟れた果実にたどり着く前に、ヒカルによって阻まれる。

｢あ……、ダメ……！｣

両手で頭を押し退けられ、銀色の髪を乱しながら不満を露わにした。

｢なぜです？ 正しい方法でしょう？｣

｢た、正しいかもしれないけど、それはほら、好きな人じゃないと気持ちが悪い、でしょ？｣

でしょ？と問われたところでアズールには理解できず、眉間に皺を寄せた。

気持ち悪いなんて、露ほども思わなかったから。