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Change the world【ツイステ】

第4章 片恋コンサルテーション!【アズール】




蜜口の奥は、まさしく人の内側だった。
ほんの僅かな力加減で繊細な皮膜を傷つけてしまいそうで、若干の恐怖と焦りが募る。

「ん、はぁ……。もっと…奥まで……大丈夫、だから。」

「は、はい。」

せっかく握った主導権が徐々にヒカルへと戻りかけ、戸惑いながらも過剰に焦らないよう努めた。

ゆっくりと飲み込ませていった指は第二関節まで沈み、指の半分以上がヒカルの内側に埋まる。

「く、苦しくはありませんか?」

「大丈夫、わたしはその……、初めてじゃないから。」

急に、アズールの胸に苛立ちに似たモヤモヤが広がった。

なぜ初めてじゃないのか。
なぜ初めての相手が自分じゃないのか。

ヒカルにはなんの責もない理由で苛立って、気持ちが拗ねる。

「僕にも……。」

「え……?」

「僕にもちゃんと、ヒカルさんの気持ちいいことを教えてください。」

「う、うん。そのつもりだけど……。」

今さらなにを?と言いたげなヒカルに、アズールも同意する。
まさに今そういう行為を教わっているのに、これ以上なにを教わりたいというのか。

「指、全部入ってない、よね? 全部、入れられる……?」

「はい……。」

狭い蜜路を傷つけそうで怖い。
だけど、もっと奥まで侵入したい、と相反する想いに錯綜されながら、言われたとおりに指を潜らせる。

根元までずっぷり入っても蜜路の奥にはたどり着けず、もどかしさが募った。

「はぁ……、ふ……ッ、動かして、みて……。」

「動かす……、はい。えっと、どのように……?」

「アズールくんの、好きなように……。出し入れしてみたり、しながら……。」

これほど狭い穴だ。
慣らさなければ雄の象徴など飲み込めないだろう。

ぎちぎちに張り上がった屹立が痛みを訴えているが、それを堪えながら指を抜き挿しさせる。

「あ、あ……ッ」

指を上下させるたび、にちゃ、にちゃ、といやらしい水音が部屋に響いた。
同じタイミングでヒカルが艶めかしく喘ぎ、彼女の快感をありのままに伝えてくる。

タコの生殖器は、八本脚のうちの一本。
指を入れる行為はタコにとって性行為に等しく、まだ挿れてもいないのに、膨張した雄の頭から先走りの粘液が滲んだ。



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