第4章 片恋コンサルテーション!【アズール】
相談役の意見なら、聞かなければならない。
けれども、アズールはヒカルの意見を無視して再び濡れた秘処へと視線を向ける。
明かりも消さず、蜜を流す花芯に指を這わせ、優しく軽く引っ掻いた。
「ん…ぅ……。」
「教えてください。どう触れたらいいですか?」
「その前に……、明かりを……。」
「いけません。なにも見えなくなってしまいますから。僕は初心者なんですよ?」
情けないはずの“初心者”というワードを、まさか自分から口にする日が来るとは思わなかった。
慣れていなくても、格好悪くても、ヒカルならば見放さずにいてくれる自信がある。
その自信がどこからくるのかはわからないけれど、今はただ、根拠のない自信を武器に嘘をつくだけ。
「さあ、不慣れな僕に教えてください。どこをどう弄ればいいんですか?」
「……ッ」
恥ずかしそうに呻くヒカルを目にして、主導権が自分に移ったと確信した。
「あ、穴の位置を探してみて……。」
「……ここ、ですか?」
「ひぅ……、そこじゃ、な……ッ。もっと、下の……。」
「ああ、ここですね?」
本当は、秘穴の場所くらい知っていた。
いくらアズールが経験皆無な素人でも、図解で学んだ知識は無駄にならず、どこがどのような役目を果たすかくらいわかる。
あえて無知なフリをして花芯のあちらこちらを弄り、震えながら指導するヒカルの反応を愉しむ。
しかし、アズールとて余裕があるわけでもなく、少しの間遊んでから正解に向かった。
「ん、そう……、そこ。指を……、一本だけ入れてみて。」
「指を……。」
指とはいえ、アズールの身体がヒカルの中に入る。
なんだかやけに興奮してしまって、張りつめた股間が痛い。
人差し指を一本、ヒカルの中に潜り込ませる。
ぬるつく襞を掻き分けて、第一関節までの深さまで挿入した。
想像以上に狭く温かな内部に、思わず感嘆の息を吐く。