第4章 片恋コンサルテーション!【アズール】
下着を脚から抜き取って、いよいよ触れる許可をもらったアズールは、ヒカルの両脚の間に陣取って、息が掛かるほどの距離でまじまじとそこを見つめる。
「ね……、そんなに近くで見ないで。」
「仕方がないでしょう。そうしないと見えないんです。」
嘘だ。
アズールの視力は確かに悪いけれど、これほど至近距離に迫る必要はない。
ただアズールが、ヒカルの秘処を間近で見つめたかっただけ。
「ああ、まるで蕾のようですね。ここが大陰唇、こっちが小陰唇……。すごい、図解で見るよりずっと美しい。」
「解説、いらないから! そういうのは、心の中だけで言って……あッ」
欲求に負けて秘裂をなぞったら、ヒカルの声が震えた。
本で読んだとおり、秘処の部位はどこもかしこも敏感らしく、少し触れただけでヒカルの吐息が乱れる。
「僕が触れると気持ちがいいですか?」
「ん、ぅ、いい…よ……。」
肯定してもらえるとたちまち喜びが溢れ、もっと気持ちよくなってもらいたくて秘処全体を手のひらで撫でた。
「あ……ッ」
にちゃり、と手のひらに蜜が付着する。
それまでは気がつかなかったけれど、ヒカルの秘処は濡れていて、秘裂の奥が妖しく光る。
ライトの明かりに照らされて光るそこがなんとも艶めかしく、じいっと魅入った。
「や……ッ、ライト…消さない……?」
「いけません。見えなくなるでしょう?」
「見ないでほしいんだってば……。」
人間の女心とは、なんとも不可解だ。
これほどまでに美しいものならば、自信を持って見せつければいいのに。
「濡れてる。濡れて……、ああ……。」
女性の秘処が濡れるのは、興奮したり、気持ち良くなった証拠だと言う。
ならばヒカルは、アズールとの行為に興奮し、本当に快楽を得たのだろう。
その事実がアズールの心をいっそう躍らせて、感動すら与えた。
「そういうこと、いちいち……口にしちゃダメ。」
「なぜです?」
「だって、……恥ずかしいでしょ。」
下肢から顔を上げてヒカルの様子を窺い見れば、彼女は赤い顔を腕で隠し、恥ずかしそうに顔を背けていた。
ヒカルを恥ずかしがらせているのが自分だということに、言葉にできないほどの喜びと誇らしさが溢れる。