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Change the world【ツイステ】

第3章 気分屋フィクル!【フロイド】




フロイドの言葉の端々に含まれているニュアンスから察しているだろうが、彼は人間ではない。

“珊瑚の海”出身の彼はウツボの人魚である。

ウツボの生態がどうなのかなんて調べたこともないけれど、とにかくフロイドは人間の身体に興味津々だ。

「あっは、薄っすい毛が生えてる~。なにこれ、こんなんで守れんの? 生えてる意味ないじゃん!」

「や、やめ……!」

なにがおもしろいのか、フロイドの指が嬉々としてヒカルの茂みを引っ張った。

珍しいものでもなんでもない。
恐らく、人間化したフロイドの股間にも同じものが生えている。

「濡れないね? どうして? 気持ちよくねーんだ?」

矢継ぎ早に質問を重ねられ、ヒカルの頭はパニック寸前。
恋人でも友達でもない男にズボンを下ろされ、なおかつ秘部をまさぐられているとあっては、パニック以外のなにを起こせというのだ。

「やだ……、触らないで!」

「なんか、ちょーつまんねぇ。濡れなきゃ挿れられないんでしょ? ……あ、そっか、濡らせばいいんだ。オレって頭いい~!」

混乱するヒカルの頭に、不穏な言葉が届いた。
濡らせばいいとは、なんだろう。

「はーい、じゃあ腰上げてぇ?」

「な……!? ちょ、やぁ……ッ」

突然フロイドがヒカルの足の付け根を掴んで持ち上げたので、バランスを崩したヒカルは顔面からソファーのクッション部分に突っ込んだ。

高く持ち上げられた秘部が、膝をついたフロイドの顔の前まで浮かされて、剥き出しになったそこに水気を含んだなにかが押し当てられる。

ぴちゃり、と音を立てて秘裂を滑ったそれは、フロイドの舌。

「あぁ……ッ!」

唾液が絡んだ舌が無遠慮に割れ目を上下して、乾いた粘膜を強制的に濡らしていく。

「ん、あ、あ、あーーッ」

「あ、これ正解でしょー? ちょっとだけ濡れてきたよ?」

敏感な花芯を舐め啜られれば、ヒカルの意思を無視して蜜が溢れる。
それを言葉に出して指摘されると、羞恥で目には涙が、秘処には蜜が滲んでいった。



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