第10章 アリス紛失事件
…その頃Zアジト…
「おや…招かれざる客のご登場のようですね…」
「御原幹部……」
「「メドゥーサ」で良いですよ…陰であなた方がいつも呼んでいるように…今回はあなた方の単独行動のせいでこの山に学園の追手を紛れ込ませたとか…」
「……」
「…まったく…次から次へと厄介ごとを増やしてくれる方々だ…」
「……」
「…ところで君は仮にも匿ってもらう恩人に対していつまでサングラスを付けたままでいるのですか?」
「…失礼しました…」
「…ところでどうですか?君のアリス盗みの成果の方は…安積柚香君…」
「……」
「「ウーーウーーーウ---!」」
「おやおや…君たちは早速ヘマをやらかしてくれたようですね…」
「……!!」
「…侵入者の人数は?」
「4…いや8人です…これは!!全員子供です!!学園の制服を着ています!!4人ずつで2組に分かれてこちらに向かってきています!」
「ほう…それはそれは…学園側も奇妙な使者を寄越したようですね…では丁重に…我々のもとにお出迎えして差し上げないと…」
…
…
~ユキ達~
Zアジトの入り口?みたいな部屋にやってきていた…
「…このドア…どうする?ぶっ壊す?」
「良い考えがある♪出て来て!マグマラシ!!ドアに最大パワーで火炎放射!!」
「えっ?…」
「ほら!ユカとシルバーはアリスで炎を出して!ハルカは増幅でサポート!!」
「分かった!!」
バーン!!
ユキ達は扉をぶっ壊した
「じゃあ、進もうか♪」
ユキ達は先に進んだ…
…
…
…数分後…
~蜜柑達~
「…おい…予想的中だ…」
「何此処…部屋になってる…」
「ドアが破壊されてる…」
「…誰か俺たちの他にも来たやつらが居るのか?」
グラグラグラグラ……
「えっ!?」
「蜜柑っ!!」
「蜜柑!!!」
蜜柑は骸骨に髪の毛を引っ張られて蟻地獄の中に落ちて行った
「…ダメだ!開かねぇ!」
「佐倉…まさか!!」
「…いや、多分下は空洞か何かだろうから…」
「…あいつは多分大丈夫だ…命を取られるような事にはならない…先に進むぞ…多分俺らより先に来たやつらはユキ達だろう…」
「…じゃあ、蜜柑を探しつつユキ達と合流できればいいんだな…」