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運命を超えて

第27章 あれから月日は経ち


「ごめんな…ウチ、付き合うとか…好きとか‥よく分からへんねん…」

…恋なんて、まだした事も無いハズなのに…
記憶の向こうで‥ものすごく…誰かを好きになった事がある気がする…
…途方もなく…懐かしい消えた思いの彼方へ…
「蜜柑~まだ~?」
「あんたホンマ海見るの好きやな~」
「もうちょっとー!!」


…誰かと一緒に…まるで誰かの代わりに…無性に海が見たくなったり…
星空や雪を見て…涙が突然溢れたり…
何を見ても…触れても…心が引き寄せられてしまう…
涙が出る位ウチが大好きやった人は…一体…

「蜜柑!!」
いつの間にか黒ずくめの集団に取り囲まれていた…
「しーちゃん!!さぁちゃん!!」
「こいつら…あんたの事狙ってるよ…早く…逃げて!!」
さあちゃんが倒れる…
「さあちゃん!!…さあちゃんに何した…!!」
蜜柑が走っていった…
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