第26章 年末年始と事件
銃声とそれを弾き返す音が聞こえる…
Zのボスが銃で鳴海先生を数発撃ち…ユキが氷のアリスで盾を作って弾き返した…
そのうち1発だけ鳴海先生の肩に当たった…
「鳴海先生!!」
「君は…」
ユキは言葉をさえぎって初校長の方を見た…
「…いくらなんでも飛び道具を使うなんて…もし、観客席に逸れていたら…」
「…協力者を吐かせる…殺すな…」
「初校長!!」
「この男はテロ犯です…これ以上私の邪魔はするな…」
「この糞チビのおたんこなすが…」
…と小さく?つぶやきながら止血だけした後…シルバー達の所に戻った…
初校長以外の周りの人間がポカンと見ている…
それをきっかけに生徒たちは騒ぎ始めた…
マイクがレオの方に飛んでいく…
あれは…多分蛍ちゃんのマイクだ…
音量が2倍になるんだっけ…
あっ!こうしちゃいられない!!
「みんな!!耳栓をしっかり装着して!!」
急いで耳栓を付けさせる…
次の瞬間…
「「気絶しろ!!!」」
という声が聞こえ…
イヤホンを付けてない生徒が倒れて行った…
今は、神野先生が初校長を攻撃している…
レオ達が鳴海先生を連れて行く…
棗が先に攻撃を始めている…
急がなくちゃ…
彼のアリスが…命が…
「初校長…テレポートで非難を…」
…まずい!!このまま逃げられると…
「棗君!!」
「日向!!初校長を逃がすな!!」
今逃がせば…
と次の瞬間…初校長はいなかった…
「逃げられたか…」