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運命を超えて

第23章 プラズマ団と英雄伝説


「ボクとキミ…どちらの想いが強いか…それで決まる!」
そう言うとNは行ってしまった…
チェレンが中に入ってくる…
「アデクさん…ボロボロですね…チャンピオンらしくないよ…」
チェレンはアデクさんの近くに寄る…
「…よくここまで…」
「何とかポケモンリーグを勝ち抜けました…なかなかタフでしたけど…」
「やるではないか…」
「…自分のやる事が分かったから強くなれたんです…」
そう言うとチェレンはこっちを向いた…
「先輩!Nに伝えてください!ポケモンと居る事で強くなれる人間がいる事…ポケモンも僕と一緒に学び、強くなれた事!!」
「うん、分かった…」
「途方もない夢を語る煩い小僧を黙らせるほどのポケモンとの絆を見せてやるはずだったがな…あいつの信念もまた…本物だったという事か…心しろよ…いつだって世界を変えるのは夢を本気で追い求めるものだ!頼む!ユキ!!ポケモンと人を切り離しても何も生まれん…それを、教えてやってくれい!」
「分かりました…必ず…」
そう言った瞬間ライブキャスターが鳴り響いた…
「カリンからだ…はい…」
「ユキ!!あなた、大丈夫なの?」
「何か、大変な事に巻き込まれてるらしいね」
「ワシらは、お前さんの帰りを待っとるよ…」
「ワタルもレッドもジムリーダーも君が無事で帰る事を望んでいる…」
「皆ありがとう…」
「あと、シルバー…キミは別に無事じゃなくても良いから…またね!!」
そう言うと切れてしまった…
「…相変わらず俺に対する扱いが…」
「まあまあ…行きましょう…」
2人は進んでいった…
私の真実は…不完全で良いから…ポケモン達と共に歩み…過ごせる未来…
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