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運命を超えて

第22章 アリス学園の過去と初校長


2人が戻ると…蜜柑が棗に抱きしめられて泣いていた…


~過去~
…かなり飛ばします…
「…貴方の体に二つ…アリス石を入れました…一つは先生の…もう一つは何も知らず…貴方に利用されたレイの…」
「な…何だと…柚香!!」
「この副作用は…貴方が受けるべき報いです…先生の苦しみと…先生の大事にしていた…あの子の…二人の哀しみが詰まった石です…でも二人ともきっとあなたを死なせるような事はしないでしょう…優しい人だから…」
「…」
「でも私は許せないっ!!あなたの様な人がそのクローンのアリスをもってこの世にある限りその欲望が留まることなくそれが誰かを苦しめるなら…私は…もっと早くこうするべきだった!!!貴方には…もう二度とそのアリスを使わせない!!貴方の目論みは私が壊していく…どんな事をしてもっ!!」

…先生っ!!…

「柚香ちゃん…」

「さよなら…ルナ…」

柚香さんはテレポートで出て行った…





「柚香ぁぁぁぁぁ!!!!」







…またまた飛ばします…



「まさか…脱走…」

「…」

「脱走なんて…氷雪先輩とかならともかく…そんなの出来るわけ…」

「ナル…お願いがあるの…私がいなくなった後…先生が気にかけていた…あの子たちをお願い…私の代わりに…」

「柚香先輩…何言って…」

「ごめん…ナル・・私…行くから…」

「俺も行くっ!!」

「何言ってんのっ…」

「一人で行かせない!!…先生の代わりで良いから俺は柚香先輩の事が好きだよ…ずっと…あの後も変わらず…」

「私にとって…誰も先生の代わりにはなれない…大好きよ…ナル…だからこそあんたの手にはすがれない…あんたはあんたで…中からこの学園を変えて…」





「ナル…ごめんっ」

柚香さんはそう言うと何処かへテレポートした…
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