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運命を超えて

第22章 アリス学園の過去と初校長


「…此処にもすでに君を追う者たちからの連絡は来ている…だが、君を外へ逃がす間彼らを足止めする事位の事は出来る…柚香…外で生きていく決心はもうついているか?」
「はい…」
「…!!柚香…君はもしや…泉水の子を…」
「え…」
「校長…まさか例の光が…お腹に…」
「先生と…私の…?」
柚香さんはそういうと泣き出してしまった…



~時空間~
蜜柑達は時空間の穴を見つめている…
「…それと、ユキ…」
「ん?」
「確か…イッシュ地方のリーグバッチも集めてるそうだが…」
「あ~バッチなら集めてるけど…」
「ユキはチャンピオンなんだからチャンピオンズリーグとかに出ないのか?」
「今の所は出たくないかな…他の地方も冒険してみたいし…」
「そうか…でも…」
「今回からポケモンリーグには出ないよ…違う目的もあるし…」
「…」
「…(久しぶりにシロナさんに連絡しないと…)」


冷とユキ達が話し終わると…
「これが…今、私達の知る事の出来る過去のほぼすべてだと思います…」
(時空が…)
「時空が…やっと落ち着いてきたな…帰ろう…現世へ…」
「氷雪先生…野田先生…ちょっとだけ待ってもらえませんか?」
「え…殿内君?」
殿先輩はアリス石を取り出した…
「…殿?」
「現世に戻れば…慌ただしくてきっとそれどころじゃないだろうからさ…」
「これ…アリスストーン…っ」
「ほっしゃんのときやったような事は何もしてやれないけれど…せめてのはなむけに持ってけ…蜜柑…お母さんの事…しっかり守ってやれよ…」
「殿先輩…」
その後…皆それぞれアリス石を作り蜜柑に渡していった…
「蜜柑ちゃん…これ…」
ユキはアリス石の他にオレンジ色の石と黄色の石を渡した…
「これは…?」
「炎の石と雷の石よ…必要なときが来たらバオップとピカチュウに使ってね…」
「うん…」
「では…戻りましょう…現代へ…」
のだっちと冷は力を使い始めた…


~現代~
ユキ達が校長室に戻って来ると…


…誰も居なかった…
「校長先生…ナル先生たちは…?」
「櫻野先輩や今井先輩も…」
「部屋が荒れているな…」
「誰かと戦った形跡もある…」
「何で誰もいーひんの?」
「まさか…高等部にまで初校長の手が…」
「お互い暗黙の不可侵があるのに…」
「…」
「…やはり」
「…」
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